今日は朝から雨がちらついていますが、通訳の仕事の日なのでレインコートを着てバイクパークへ。
プライベートなら雨の日は基本的には乗らないんですけどね。
なぜなら自転車へのダメージが酷くすぐに痛むし、泥だらけになった服を洗濯するのも、洗濯機に突っ込む前に手洗いしないといけないし、まだ服は良いにしろ、靴はドロドロになって濡れようものなら乾くのに時間がかかるから、もし次の日晴れても乗りに行けないかもしれない。
ってことを考えると、雨の日は乗りに行ってもメリットよりデメリットの方が多いんですよね。
でも仕事は行かない訳にはいかないので、マッドコンディションの練習と思って雨の日は雨の日で楽しみます。
そして今日のコーチは女性。今まで何人かのコーチの通訳をしてきましたが女性は初めて。
カナダじゃ日本と違って、女性で上手いライダーなんて普通にいるので、初めて会ったときは驚きました。
日本でもカナダくらいまでとは言わないけれど、もう少しマウンテンバイクについて理解が広まればいいのになと思う限りです。
そして今回のこの女性のコーチは、今までのコーチの中でも一番熱心に教えてくれる方でした。
こんな感じで実際に走っている姿を動画に収め、言葉だけでなく動画でリプレイしながら今の走りがどのように良くないのか、そしてどのようにすれば改善できるのかなどを説明してくれるのでよりイメージしやすい。
また質問に対しても一つ一つ丁寧に答えてくれる。
そして自分に関しては、ただの通訳なのにも関わらずAir DHに出ると言うことを話すと、色々とアドバイスしてくれた。
時にはコースの途中で止まって、プロが実際にどのラインを通るのかという指導まで。
ラインはプロライダーを見つけてよく観察していれば知ることが出来るが、時間のかかることなのでこうやって教えていただけるのは非常にありがたい事
そして本来のレッスンの時間が過ぎてちょうど下に降りてきたのにも関わらず、まだ余裕があるからもう一本いかない？と。
ほかのコーチだったら、ちょうどいいからこれで今日のレッスンは終わりってなってると思います。
高校生の生徒もこのコーチは気に入っているようで、あと何度かこのコーチによるレッスンが予定されていますが、まさか、とあるアクシデントで今日がこのコーチの最後のレッスンになるとは予想もしていませんでした。
そのとあるアクシデントというのは、この数日後に起きました。私が一人でバイクパークを走っていた時に偶然Crabapple Hitsの入り口で彼女と遭遇して、少し話したのちに彼女がこのウィスラー最大級のジャンプラインに入っていったので自分も少し間隔をあけて後を追いかけて行ったとき…
このコースの大きなメインのジャンプの2つ目の先の次のステップダウンで彼女がクラッシュ。
クラッシュの瞬間は見ていませんがクラッシュの直後は動けない状態でした。
とりあえず周りにいた人たちとパトロールを呼び、そのあとはスタッフに託して自分は帰宅。
後日クランクワークスのブースで働いている彼女を見つけ怪我について聞いたところ、あれだけのクラッシュだったにも関わらず骨折などはなかったようでした。
ただ背中の皮膚が広範囲にめくれてしまい、当分は自転車には乗れないとの事…
早く回復することを願っています。
