ウィルラーに来てから山の土質というか岩が多く、ロックスラブなど岩の上を走ることが多く、日本にいた時と比べて圧倒的にタイヤの減りが早い。
特に引きずることの多いリアタイヤは減るのが早く、もうカナダに来て何度もタイヤ交換をしている。
ただカナダに来てから何度もタイヤ交換をしているとはいえ、実は一度もタイヤは一度も買ったことはない。
ならどうやって新しいタイヤを手に入れているのかというと、それはバイクパークのリフト乗り場にある青いタイヤ用のゴミ箱だ。
ゴミ箱から捨てられたタイヤを漁っているというと聞こえは悪いが、バイクパークのスタッフからローカルの子供まで、結構みんないいタイヤがないかなとよくチェックしている。
ゴミ箱に捨てられたタイヤというと溝も減って使えないのではと思われがちだが、案外綺麗なタイヤも捨てられている。
綺麗なタイヤの大半は、元々チューブレスで使われていたものが多く、シーラントが固まってこびり付いている事が多い。
おそらくチューブレスで使っていて、シーラントでは止まらないほどのサイズの穴が空いてしまい、使えなくなったものが捨てられたものだと思われるが、大体は目視では確認できないほどの大きさの穴で有ることが多いので、チューブドで使用するには特に今まで問題はない。
こんな感じで誰かが状態のいいものを持っていって、本当に使えなくなったものをここに戻す、そうすることで無駄なくタイヤを使うことができて、うまいことリサイクルが成り立っているんですね。
たまにサイドウォールやビードがざっくりキレている事があるので、持っていく前にしっかりチェックしないといけませんが。
ただ、ここからいつでもタイヤが手に入るとは限らない。
なぜならバイクパークの利用者の多くの人が、状態の良いタイヤを狙っているので競争率がとても高いこと、更に自分のほしいサイズのタイヤが捨てられているとは限らない。
こんな感じで自分も今回数本状態の良いタイヤをゲットしてきたが、あいにくフロント用のDHF本当はDHRが欲しい所ではあるが、やはり消耗の早いリアタイヤの状態のいいものはなかなかない。
まあDHFはリアにも使う事ができるので、今回はすでにすり減っているリアタイヤと交換することに。
DHFの特性として、縦と横両方に対してグリップするのでグリップ走行するにはいいが、カッティーズなどの技は多少やりにくくはなったものの、グリップ力は増したのでどっちもどっちですかね。
今までは主にDHR,DHF,ASSEGAI辺りしか使ってこなかったので、コンディションによってタイヤを使い分けたり、色々なタイヤを試してみたいなと思います。