今日はウィスラーに来たときからずっと行こうと思っていたトレイルへ
今日向かうトレイルは、世界で最も美しいとも言われるLord of the Squirrels
流石にLord of the Squirrelsが世界で一番かどうかは分からないが、少なくともウィスラーの中では最も美しいトレイルと言っても過言ではないだろう。
なぜシーズンも終わりに近づく今、ようやくLord of the Squirrelsに行くことになったのかと言うと、このトレイルは本当に長いトレイルなので仕事が丸一日休みの日でないとなかなか行けないからだ。
かと言って仕事が休みの時はまた別の予定が入っている訳で…..
そんなこんなしているうちに、自転車のドライブトレインはDHと全く同じになり、こうなるとますます行く気になれない。
新しい自転車を予定より早くゲットする事が出来てLord of the Squirrelsに行く準備は整ったものの、あいにく最近ずっと雨続き。
日本でいう梅雨のような感じだ。
そんな中、仕事が休みの日にうまく天気が晴れたので今日しかない!という事で朝からお弁当を作って準備。
Lord of the Squirrelsほどの大掛かりなトレイルになると、友達を呼んでもなかなか急には集まらず、結局一人で向かうことに。
若干不安ですが、そんな事より好奇心のほうが完全に上回っています。
Lord of the Squirrelsへ向かうには、Into the Mysticという登り用のトレイルをずっと登るのですが、Into the Mysticの入り口に到着すると数組のグループと遭遇。
やはり皆、考えることは同じなのですかね笑
近くに川が流れていたので、私が休憩がてらそこでボトルに水を補充している間に、彼達は先にトレイルに入っていきました。
トレイル入り口にはこのトレイルへ入る際の注意事項や、トレイルのコンディションが書かれたホワイトボードが。
最後の方に、熊が出るからグループで何かしら音を出すようにと書かれていますね。
私はグループではありませんが、一応、熊鈴だけは持ってるけど、カナダの人懐っこい熊さんに効くとは全然思ってません。
いざこの立派なゲートをくぐると長い登りの始まりです。
ここに来るまでにも、めちゃくちゃ傾斜が急なトレイルを選んでしまったので既に汗だくですが^^;
Into the Mysticは登りのトレイルとして完璧に整備されていて、フローで斜度もそれほど急ではなくてとても登りやすい。
勿論所々急になっているところはあるが、乗れない程の斜度ではない。
登り始めて直ぐに先程のグループに追いついた。
一人で走るよりやっぱり仲間が居たほうが楽しいので、このグループに混ぜてもらうことに。
初めはグループに混ぜてもらったといえど、彼らの最後尾を付いていくだけでしたが、登りながら彼らと話していくうちに少しずつ溶け込んで、気がついたら最後尾ではなく真ん中に入っていた。
そうこうしているうちに標高も少しずつ高くなってきて、所々眺めのいいスポットが出てきた。
だがまだやっと半分ほど登ってきたところだろうか?いや、まだ半分にも到達していないかもしれない。
この後も永遠と続く登りをゆっくりと登っていく。
標高が高くなるにつれ徐々に背の高い木が減り、遂には背の高い木々が生えていないアルパインと呼ばれる場所にまでやってきた。
この当たりで休憩している時に、私の自転車のリアタイヤから、微かに空気の漏れる音が聞こえてきた。
何かを踏んだ拍子に小さな穴が空いたのかどうかは分からないが、音からして小さな穴だと思われたので、とりあえずホイールを回転させてシーラントを行き渡らせるようにした所、エア漏れの音は止まった。
一応、シーラントで防げないようなパンクをしてしまった時の為にチューブは持ってきているので、パンクしたら最悪チューブを入れれば走れないことはないが、面倒なのでシーラントが完全に直してくれるといいんですけどね。
一旦は大丈夫そうなので、このまま走って様子を見ることに。
そして、Tonic peakの近くの湖の畔に到着。
ここで既に、時間は14時半をまわっているがランチ休憩。
今日ランチに作ってきたのは、昨日Sarahがこれでサンド作れば?とくれたチキンで、照り焼きチキンバーガーを作ってきました。
タッパーに押し込んできたのでぺしゃんこに潰れてしまっていますが、味は最高に美味しかった。
ずっと登り続けてきて疲れている所に、甘さのある照り焼きソースが最高。
あっという間に平らげてしまいました。
この後はHappy Hourというトレイルを走って、このトレイルで一番見晴らしが良い見晴台へ行くことが出来ます。
アップダウンが続き、少し難易度も高いですが楽しいトレイル。
そしてこのトレイルの先には遂に絶景が広がっていました!
カメラの画角では全ての景色は映し出せませんが、360度どこを見ても絶景が広がっています。
この写真はウィスラーを見下ろした図。
ファンクションジャンクションからグリーンレイクの先まで、ウィスラーを全て見渡す事ができます。
ここまで長い上りで時間もかかりましたが、こんなに素晴らしい景色を見れるなら大満足です。
山頂でもう少しゆっくりしていたかったが、日も沈みつつあるので急いで下山の準備。
下りトレイルのLord of the Squirrelsは登ってきたトレイルの乾いたコンディションと違い、超マッドコンディションで岩なんかはツルッツル。
このトレイルの難易度は本来ブルーだが、このコンディションだったらシングルブラック程の難易度があるんじゃないだろうかと皆言っていた。
更には登りで足を使いすぎて途中から脹脛がパンパンになって思うように下れない….
ただ下りは登りに比べれば圧倒的に早い。あっという間にLord of the Squirrelsの入口まで帰ってきた。
この後はグループのリーダー格のYETIのフルサスに乗った方の提案で、希望者はこの近くにあるシークレットトレイルへ
トレイルの入り口までは自転車を担いで岩の上に登って、その上からこのトレイルは始まるらしい。
スティープなセクションの連続なので、難所をクリアした後は後続の人が無事にクリアしたことを確認するようにとの事だった
確かに細くてスティープなセクションの連続で、スリリングを楽しむことが出来た
彼らとは最終的にはクリークサイドでお別れ。
家に帰ってきて自転車はドロドロですがこれから洗う気力はないので、また後日洗うことにしましょう。
日本に帰るまでに必ずもう一度行きたいトレイルでした!