さて、前回のブログでウィスラーのスキー場が3月15日から一週間クローズするという事を記事の最後にちらっと書きました。

今回はその後の事について記録代わりに書いておきたいと思います。

ウィスラーブラッコムがクローズした翌日16日に、カナダ政府から当分の間、国境を閉鎖するという発表がありました。

簡単に言うと、カナダはウィルスの流入を防ぐために鎖国を決定したのです。

国境閉鎖はあまりにも突拍子もない事で驚きましたが、この時点ですでにアメリカでは数多くの感染者が確認されていたので、アメリカとの合意のもと国境閉鎖が行われました。

因みにこの記事を書いている6月4日時点でまだ国境閉鎖は続いています。

ただし、カナダ人やカナダの永住権を持っている人、物流関係は免除されるとの事なので完全な鎖国ではありませんが、それでも観光客はもう入れないし、このニュースを聞いてすぐに、観光業で成り立っているウィスラーは、近い内に人がいなくなり仕事もなくなるだろうなと思いました。

そして、嫌な予感は的中。

国境閉鎖が発表されたその日の内に、サブで働いていたレストランから会社都合で解雇となりました。

ここのレストランは一旦全員の従業員が解雇になりました。

そして17日、ついにウィスラー・ブラッコムを含め、北米に数多くのスキー場を持つベイルリゾートがシーズンを通してクローズすることを発表。

掛け持ちで働いていたもう一つの職場も、パートタイムの人から次々と会社都合で解雇に。

ついに残るはメインの仕事のみとなってしまいました。

ウィスラー・ブラッコムがシーズンを通してクローズしてから、ウィスラーを去る人が続出。

そして次々と、レストランやその他のお店もクローズしてウィスラーは一気にゴーストタウンとなりました。

レストランの中にはテイクアウトのみで営業している店もちらほらありますが、それでもビレッジ内はとても静かです。

私がメインで働いていたレストランもテイクアウトのみで営業を続けていますが、3月20日、会社都合で解雇に。

ついに全ての職を失い、カナダでプー太郎になりました。

といってもメインのレストランはフルタイムの契約から解雇になり、パートタイムに。

分かりやすく言うと、正社員からアルバイトになった感じですかね。

これによって失業保険を貰えるのでオーナー的にも私的にも負担が減るという訳です。

さてこの先どうなることやら….

ほんの数日前まではまだ人が居たのに。

写真は一週間クローズが発表された次の日です。