今日は、大家さんと一緒にノースバンクバーのトレイルへ
当初は同じ京都からカナダに来ているMさんと二人で乗る予定だったのだが、ウィスラーからバンクバーまでバスで日帰りで行くには、時間がなかなか難しい。
それにバスが到着するのはバンクバーのダウンタウンなので、そこから山まで移動して、さらに帰りに戻ってくるとなると余計に時間が限られてしまう。
そんなこんなを大家さんに相談したところ、それなら車で一緒に行こうということになり、今日は朝から大家さんの運転で、ウィスラーからノースバンクーバーを目指します。
スコーミッシュに近づいてきたところで、Mさんから連絡が。
なんと朝ご飯の片づけをしている時に、誤ってガラスのコップを落としてしまい、ガラスの破片で足の甲を切って出血が止まらないのだとか。
傷自体はそこまで大きくないので、出血さえ止まれば乗りに行けるとの事だが、もともと血が止まりにくい体質らしく、いつ止まるか分からないとのこと。
とりあえずこのまままっすぐバンクーバーに向かっても早すぎるということで、一旦スコーミッシュで休憩を挟むことに。
ドライブスルーで珈琲と軽食を購入
その後もバンクーバーに向かって車を進めるが、なかなか出血が止まったとの連絡はこない。
そして、ついにもう少しでバンクーバーというところで彼から連絡が。何とか出血が止まって、これから出発するとの事だった。
ただ当初の集合時間からは30分程遅れてしまうとの事だったので、現地で集合する予定だった大家さんの友達に、遅れることを連絡
バンクーバーについてからも時間がまだあり、大家さんがリフォームの材料を買いに行きたいというので、日本で言うコーナンのようなお店へ立ち寄る事に。
その間に自分は、自転車の服装に着替えて置いた。
先に着替えておけばMさんをピックアップして、大家さんの友達に合流してすぐにトレイルライドを開始できるしね。
大家さんも買い物を済ませて、いざMさんをバス停まで迎えに行く。
ノースバンクーバー市内は交通量が多かったり、道路工事をしていたりとスイスイとは進まなかったが、バス停に到着するとちょうどMさんも到着したところだったようで、ナイスタイミングでした。
午前中は大家さんの友達の案内で、Mount Frommeのトレイルを自走アップで走る予定らしい。
彼はディガーで、この辺りの山に関しては完全に熟知していて、さらにはいたるところにトレイルを作っているらしく、もしかしたらシークレットのトレイルを案内してくれるかもとの事。
山の麓の路肩に車を停めて準備をしていると、バンシーのバイクに乗った少し年を取った男性が近づいてきた。
本当はこの山にはもう少し車で登った場所に駐車場があって、そこからオフロードのアクセス道路で各トレイルへ向かうことが出来るらしいが、大家さんの友達が登りも好きだということで午前中は自分で登って下るスタイル。
車を停めた側からすぐにトレイルへ入り、シングルの登りをグングン登る。
ノースバンクーバーのトレイルは、ウィスラーのトレイルとはまた違う団体が管理・整備を行っているので、標識の書き方が違っていて面白い。
ただ難易度の表し方は共通ですね。
流石、大家さんの友達、登りも好きというだけあってテクニカルな登りもグイグイと登っていく。
自分も負けじとカセットが小さいながらに彼の後ろを追うが、後に後悔することになる(笑)
ある程度登ったところでメジャーなアクセス道路と合流。
ここからさらにアクセス道路を登り、下りのトレイルへアクセスするそう。
そして今日は誰にも教えない、トレイルの入り口と出口では動画の録画を止める事を条件にシークレットトレイルを案内してくれるということに。
まだ入り口の分かりやすいシークレットトレイルから、こんなところに本当にトレイルがあるのか?と疑ってしまうような場所にあるトレイルまで、色々と案内していただき、お腹いっぱい。
でも今日教えてもらったシークレットトレイルは、次一人で来ても自分で見つけるのは不可能だな(^^;
最後に走ったトレイルはTrailforksにも乗っているトレイルだけど、時折ジャンプもあり、とても楽しい午前中のライドとなりました。
山を出たころには既にお昼を回っており、皆腹ペコだったので大家さんのトラックに自転車を積み込み、近くのレストランへ。
どの料理なら乳製品アレルギーでも食べれるか聞いて、チキンサンド?のチーズ抜きを店員が提案してくれて、それを頼んだのに、出てきたやつには、思いっきりチーズ入ってるやないかい!
まあチーズだけよけて食べたけどさ……..美味しかったから許す。
食後に午前中案内してくれた方とは別れ、午後は別の大家さんの友達が別の山を案内してくれるそう。
ただその方がまだ仕事中らしく、終わるまで時間があるのでMECに行くべく車を走らせるが、渋滞にはまり、一向に進まない。
1ブロック進むだけで数十分……
ノースバンクーバーからバンクーバーへ行くには、二か所に橋があるのだが、その橋に向かう道はいつもこれくらい混むのだとか。
自分たちは橋を渡るわけではなくその手前までだが一向に車が進む気配はなく、時間のみがどんどん進むのでこれだとMECに着いたとしても店でゆっくりする暇はないので、MECに行くことはあきらめUターンした。
少し早くついてしまうが大家さんの友達の家に行き、仕事から帰ってくるのを待つことに。
数十分待っていると帰ってきたので、早速トレイルに向けて出発。
午後に向かうのはCypress Mountain、トラック2台を使ってシャトルをするそう。
そして目指すトレイルはノースバンクーバー最長ともいわるトレイルで、なんと下るだけで3時間ほどかかるらしい。
トレイルの出口付近にトラックを1台置いておき、もう1台のトラックで山の上まで登り、そこから自転車で下まで下る。
山頂付近のパーキングで自転車を下ろしていると、大家さんの友達が私のバイクのブレーキを見て「こいつは早いな!」って。ブレーキを見ただけでそんな事が分かるのだろうか。
だがここにきて、午前中頑張って登りを登ったせいで太ももがパンパンになり、思うように走れない。
さらに大家さんの友達は、私を試すかのようにガレガレの急な下りのロックセクションから上り坂まで、鬼のように飛ばしていく。
勿論必死に追いかけようとはするものの、足が言うことを聞いてくれないのであっという間に置いていかれてしまった(^^;
そしてこのトレイルは確かに長く、さらに所々、超テクニカル。
テクニカルすぎて私が迂回しようか考えていても、彼が「いや、お前ならいける。行け!行くんだ!」って言うもんだから、結局すべての難所にチャレンジする羽目に。
何度かこけたけど、それでも彼は「お前はこけても大した怪我しないから大丈夫!」って。汗
だけどほかの人には「そこ難しいから怖かったら無理せず、右に迂回ルートあるからそっちで降りてきたらええんやで」って(笑)
ここのジャンプなんかも、ジャンプ自体は全然大きくないから問題ないのだが、バイクパークと違って、侵入は根っこだらけでおまけにツルツルというちょっとだけテクニカルなセクションでした。
この後も、何か所か難所をクリアしつつ少しずつ山を下る
こんなに長い一本橋も日本であればなかなか無いのではないだろうか。
しっかりタイヤがグリップするように切り目も入っており簡単だけど楽しいセクションでした。
ここまでくると、やっとトレイルももうほぼ終わり。
トレイルをでてちょっと走ると、すぐに駐車場が見えてきて、あまりの近さに驚きました。
下に置いてあったトラックに今度は自転車を載せて、山頂に置いてきたトラックの回収に向かいます。
そして山頂のトラックを無事回収して、午後のライドは終了。
時刻は既に20時過ぎですが、日照時間が長いのでまだ夕方。
山の中腹で車を停めて景色を楽しみました。
一番手前に見えているのがノースバンクーバー、そして海の向こう側がバンクーバー、そしてその向こう側にアメリカが見えています。
家に帰るころには辺りは既に真っ暗に。
流石に家に帰ってからディナーでは遅すぎるので、またまたスコーミッシュで外食。(というかスコーミッシュくらいしかない)
丸一日しっかり乗った疲れを癒すべく、シャワーを浴びた後は爆睡しました。