今日はついに、クランクワークスのレースの一つであるAir DHプロカテゴリーの本番日。
Top of the Worldに行ったときに負った怪我はまだ完治しておらず、多少痛むがレースで走る分には問題ないだろう。
レースの本番開始は午後からだが、レースに出る選手は朝からA-LINEを走って練習をすることが出来る。
勿論、レースが終わるまでA-LINEを走る事が出来るのはレースに出場する選手だけに限られるので、とても走りやすい。
さらに、コースのコンディションもドライでスピードが乗りやすいので、このまま本番を迎えることが出来れば、いいタイムをたたき出すことが出来るだろう。
リフトも、クランクワークス中と言うこともあり混雑しているが、レースに出場する選手はこれまた別レーンが準備されており、幾分かスムーズにリフトに乗ることが出来る。
といっても、出場する選手も多く、さらにはガイドやレッスンのグループもこのレーンに並ぶので、実際のところなかなか快適には進まず。多少待たなければならない。
まず朝1発目の試走は、体を温めるために普通のスピードで、ライン取りのおさらいをしながら走る。
そして2本目からは、レーススピードで、実際にレースのときと同じようにコースを走る。
普段なら、レーススピードで走ると、コースの途中で前を走るライダーに追いついてしまうことが多いが、今日走っているのは皆プロなだけあって、そんなことはない。
むしろ、自分が後ろから追いつかれないように、気を付けなければならない。
3本目では、カナダウィスラーのローカルライダーで、なおかつ世界でダウンヒルライダーとして活躍しているフィンさん達のグループと遭遇。
フィン彼自身は、2019のSpecialized ENDUROに乗っていたが、ほかの選手らはまだ未発表のSpecialized ENDURO 2020に乗っていた。
折角なので許可をいただいて写真撮影。
19年モデルと比較してまず一番に目に入ってくるのは、ショックが下に移動している事。
そして、リアのストロークも170mmにアップしているようです。
この写真を撮影した段階では、まだ公式発表されていなかったSpecialized ENDURO 2020ですが、この記事を公開している時点では、既に販売開始されていますので、詳しいスペックを知りたい方は調べてみてください。
で、話はENDUROの事から戻しますが、彼のグループと合流した後は、彼たちと一緒に走らせてもらいましたが、やはりとても速い。
ジャンプやカーブで置いていかれると腕の差を感じさせられ、ストレートでお互い何もしていない状態で置いて行かれるとマシンの差を感じさせられました。
29の加速力の良さには驚きです。だって、お互い直線でブレーキもペダルもしていない状態で、グングンと差が開いていくのですから。
レースが始まるまでに確か合計5、6本走ったところで、練習時間は終了。
少し休憩時間が入ってから、先に女性のレースが行われた後で男性の番です。
なので相当時間が空いているので一度家に帰ろうかとも考えたものの、体力を少しでも温存しておきたかったので、ビレッジでランチを食べてゆっくりすることに。
どこの店に行こうかとぶらぶら歩いていると、たまたま友達のローカルライダーとばったり遭遇。
彼女も今日のレースに出るそうで、お互い時間があったので一緒にランチに行くことに。
ランチ中に「練習何本くらい走ったの?」という話になり、「多分6本くらいかな」と答えると「それは走りすぎだね。体力無くなっちゃうでしょ!」と指摘された….
確かにそう言われると、多少疲れている。
まあ、もう走ってしまったものは仕方がないので、後は本番で残っている力を出し切るのみ。
今日のためにドライブトレインの仕様を少し変更してきた。
クラッチの弱ってしまったRDからほぼ新品のRDに交換。
さらに、バイクパークでは大きなカセットは必要ないので、カセットのロー側を外し6s仕様に。
こうすることでチェーンをより短くすることが出来るので、チェーンが暴れるのを抑えることが出来る。
自分のスタート30分前には余裕をもってスタート地点に行っておきたかったので、1時間前にリフトに乗り辺りで待機。
と、ここで雨が降り出してきてやむ気配はない
せっかくドライで走りやすい事コンディションだったのだが、これはややウェットなコンディションに変わってしまいそうだ。
そしていよいよ、自分の番がやってきた。
スタート位置の目の前に置かれている電光掲示板のカウントダウンが5秒を切ったら、カウントが終わるまで好きな時にスタートすることが出来る。
スタートダッシュは上手く決まったが、心配していた通りコースのコンディションはウェットに。
速度も乗りにくいし岩の上はツルツルで攻め切る事は出来なかったものの、落車などはなく無事ゴールすることが出来た。
レースの結果は約120人程出場して、私はちょうど100位という結果に。
何とかビリは真逃れることは出来ましたが、自分の目標タイムからは大幅に遅かったので来年、機会があればリベンジしたいです。
レースが終わった後にメガトレインがあることは知っていたのですが、雨で全身濡れて寒すぎたのでそのまま帰宅することに。
来年参加できるかどうかは分かりませんが、来年の楽しみに取っておきたいと思います。