トンガリロクロッシングのあるナショナルパークの次の町Owhango(オウハンゴ)に地元の人達や旅行客に人気な可愛らしいカフェがある。その名もBlue Hill Cafe。
とっても人気で私達が行った土曜日朝10時くらいの時間は
地元の人で混み合ってて席が空くのを待たないといけないくらいだった。
仲良しのお友達がそこでバイトをしているんだけど、14歳ながら逞しくレジでオーダーを取ってて感動した。
私はフラットホワイトとレモネードスコーン、まさき君はフラットホワイトとアサイーボールをオーダーした。
このレモネードスコーンが前から大好きなんだけど、カナダでは見たことがない。
フワッフワのスコーンにたっぷりのクリームとジャムが挟まってて
まるでショートケーキのような味。
少し店が落ち着いてきて休憩に入った友達が、私たちの横に座ってチップスを摘みながら
レモネードスコーンを指差して、私はこれ好きじゃない。ベーキングソーダの味だから。と言っていた。
確かに。
でもたまにこの歯まで溶けてしまいそうな甘いスコーンをどうしても食べたくなる。
しかし案の定朝いちから大変な糖分を摂取したのもあり、最後の一口はなかなかキツかった。
腹ごしらえも兼ねてナショナルパークにある私のお気に入りトレイルへハイキングへ行くことに。
Tupapakura Falls(トゥパパクラ フォールズ)往復2時間くらいのお手頃ハイキンングだけどここのトレイルは他のトレイルと違うことが一つある。
それは小石の運搬を募られること。
トレイルの入り口、または途中のステーションに小石のたくさん入ったバケツが用意されていて、
それをトレイルの奥の方まで運ぶことをお願いするメモがある。
だいたい8セクション程に分かれていて、個人の体力に合わせてどこまで運んでも良いのだが、
それがなかなかいい運動になる。
私が住んでいた5年前から今でもバケツがあるのだが、
このトレイルの修繕はなかなか時間がかかるみたいですね。
別に歩いてて特に困るトレイルでは無いので小石の必要性はよく分からないのだが
とにかく小石を運んで欲しいらしい。
そうして山をクネクネ上がったり下がったりすると急に開けたところに展開するどこまでも続くトロピカルなグローンと、細いけどとても高さのある滝。なかなか良いハイクだ。
今日の晩ご飯はトマトのマッスルパスタにした。
お天気が良かったので宿泊先のディスカバリーロッジから、
トンガリロ山とナウルホエ山、ルアペフ山が全て一望できた。
日が暮れるのを待って夜からみんなでシークレットスポットまでGlow Worm(グローワーム)を見にいった。
昼は美しい緑のツルのトンネルなんだけど、
夜になると一転、ボタルの光のトンネルになる。
土ボタルを見れるところはニュージーランドの所々あるが、
この場所は本当にロマンチックでまさに光のトンネル。
感無量の光景に感動覚めやらず車に乗り込み帰路につくが、
その帰り道になんとも言えないものを目にする。
行きしハリネズミちゃんがトコトコ車道の真ん中を歩いていたのだが、
帰りしには道路にぺったんこになってしまっていた。
なんとも残念なハリネズミにトホホだねって顔を見合わせるしかなかった。