今日はハイキングに行くことに。
友人のショーンがお勧めしてくれた、彼がハンティング行く時に泊まる景色の良いハットがあるというので、それを目指す。ハットはその名もLong View Hut。名前からして景色が良さそう。
トレイルのスタートポイントまで車で2時間ほどドライブ。
舗装された道からオフロードのKashmir Roadへ入っていく。
しばらく進むと、この先急斜面ですよ!!の注意書きが。
ただでさえキャンピングカーにされた身重なハイエースちゃんに登りきれるのかヒヤヒヤ。
1、2回程ズルッと後輪が滑って冷やっとしたけどゆっくりゆっくり進んで見事登り切ってくれました。
そういえばショーンもこの道は4WDの方が安心だけどって言ってたな、と後から思い出す。
トレイルヘッドについた頃にはハイエースちゃん、きな粉を被ったみたいになってしまっていた。
それにしても私達のハイエースはこんなにも小さなタイヤをはかされているのに、オフロードの急斜面も難なくこなしてくれるなんて、本当に優秀だ。33万キロなんて彼の寿命的からすると人間でいうところの35歳くらいなものなんだろうか。お、私と同じ歳か?
山頂で食べたいサンドイッチをパパッとこしらえて、さぁハイキング出発。
午後1時という、絶対に避けた方が良い夏の一番暑い時間帯に歩き出す。
終始視界の開けたトレイルで、登っている間の眺めがずっと最高。
眺めはいいが風も強い。日差しが気にならないほど冷たい風がビュンビュン吹いていた。
まさきもオールバックでハイチーズ。
ハットに近づくにつれ急斜面でしかもドライな土質に何回か足を滑らせる。
2時間ほど歩いたところでLong View Hut付近の山の尾根に到着。
この場所が一番風が強かった。
ずっと踏ん張ってないと飛ばされそうなくらい。
そしてハットに到着。
中には先客のお父さんと6歳と9歳くらいの子供2人がいた。クリスマス休暇に父子で3日間かけてハンティングがてら、この山の全てのハットを周るサーキットトレイルをしているそうだ。
せっかくだからお邪魔して私達も一緒にランチを食べることに。
とっても素敵な親子で、この辺りの山の話やら昨日の泊まったハットの話やら色々教えてくれた。
私たちが日本から来て旅をしてることを知ると、とてもびっくりしていた。
ここで地元の人かハンター以外に出会うとは思わなかったと。
このハットでの出会いってニュージーランドのハイキングで好きなことの一つ。
日本で山小屋に泊まったことがないから(富士山なら一回泊まったけど)比較はできないけど、
私はラッキーなことにいつも素敵な人々と出会うことができる。
その日に偶然出会った人と、その日のハイクで見たものやら、なんでここにいるのかやら、
色んなバックグラウンドを共有してるうちにすぐに知らない人じゃあなくなっていく。
一緒のテーブルでご飯を食べたり、カードゲームをしたりして、その山小屋でのひとときを一緒に過ごすのはすごく素敵な思い出になるし。
子供たちが嬉しそうに今日の晩ご飯なんだって言ってシルバーのレトルトのパウチに入ったシチューらしきものを見せてくれた。お父さん曰く、それはアーミーキャンプにボランティアに行った時に出た廃棄らしい。それを全てもらってきたんだと。
私も、今度アーミーキャンプに行くことがあるなら廃棄のパウチがあるならもらえたらいいな。とってもおいしいらしいし。
今回も素敵な出会いのあったハットと親子に別れを告げ、私たちは帰路につくことに。ちなみにハットはとても綺麗に保たれていた。夕陽と朝焼けが美しいらしいので、次来る時は3日くらいかけたハイキングにしたい。
そして向かうは今日のフリーダムキャンプ場Waihi Falls Carpark。
ついた頃にはもう日が沈みそうだったけど、滝まで歩いて10分そうなので行ってみた。
遠目に見る分にはとても美しい。近くまで行くと、周りがファームランドのせいか水質はそんなに良くなかった。
車に戻っって夕陽を見ながらビールタイム。