数あるウェリントンのカフェの中でも昔から人気と噂のMidnight Espresso。
ウェリントン出身の子に一番おすすめのカフェを聞いたらここだと教えてもらった。私と同じ1988年に生まれたお店らしい。
人通りの多いキューバストリートの路地にある、少し薄暗いけどファンキーな感じの店構え。アーケードのマシーンとかも置いてあって90年代にタイムスリップした感覚になる。
そんなに広くは無いが細長い店内に所狭しと置かれたテーブルと椅子。カウンター席では常連さんっぽいおじちゃんが新聞紙を読んでいて、ふとこんな光景久しく見てないなっと。ザ、映画に出て来そうな西洋の喫茶店って感じなんだけどタバコの匂いがしないところがちょっと現代っぽい。

カウンターの頭上の大きな黒板にキューキューに詰めて書かれたメニューとは別に、ショーケースにも大量のペイストリーが並べられていて、全て味見したいからここで働きたくなった。ベジタリアンメニューが豊富なのがその魅力の一つでもある。

そんな中から今日の一品を選択するのは本当に至難の技だったから、私はいつもの苦肉の策で選ぶ。それが、他所では一番見たことがなさそうな、予想のつかないやつ。私がメニュー選びに困ったときはいつもこの方法だ。まさきはデイリーフリーのベーグルのサンドイッチを選んでいた。あと、どうしても食べたくなったらしく、レジ横にあったでっかい真っ黒なチョコレートケーキを追加でオーダーしていた。

私のパンプキンとブルーチーズのペイストリーはパイ生地が予想以上にザクザクしていてびっくりした。お上品に食べようとすると全てのパイがばら撒かれて飛び散っていってしまいそうだったのでそのまま手掴みで食べる方があってるようだった。まさき君の選んだベーグルのサンドイッチはとってもフレッシュでベーグル自体も私の苦手なギチギチなタイプのやつじゃなく、フワフワで美味しかった。チョコレートケーキは少し食べて持ち帰りにするだろうと見ていたら、彼、朝っぱらからあの大きなケーキをいとも簡単に完食。こっちの甘いケーキ耐性をいつ身につけたんだろう。

天気が良かったのでビクトリア マウンテンへ向かう。ここは初日にバイク乗りに来たけど、ロードオブザリングのロケ地でも有名な場所らしい。パークの中に所々映画のシーンで登場した場所があってそこで記念撮影するツアーの団体が歩いていたので、私達もそれに習って記念撮影。

ここは第一話のフロドがナズグルから逃げてる最中”Get of the Road!”と叫んで洞穴に身を潜めたシーンの場所だそう。


これはフロドが座ってパイプを吸っていた木。

 

ガンダルフの名言が刻まれたベンチ椅子。

一通りお散歩した後はやはりバイクに乗りたいってことで、昨日の大嵐で泥んこになったトレイルを走りに行くのでした。

そして明日は早朝の便で南島へ渡るフェリーの予約があるのでフェリー乗り場から近い場所にある公園の路駐でキャンプすることに。ウェリントンはキャンパーにとても優しい街で、市で決められているキャンプしても良いエリアが他の都市と比べても結構多い。中心地からほんの少し離れている海岸線なら結構オーバーナイトして良い場所があるのでキャンパーには居やすい街だった。もう一つビックリしたのが、フリーシャワー。何箇所か公園に設置されてるトイレにシャワーが設置されていて無料で浴びれる。そんな街は後にも先にもウェリントンだけだった。そういえはバイクパークのふもとにもにも無料シャワールームが設置されていたな。さすが首都と言ったところだろうか。

そんなこんなで晩ご飯にエビマヨ。

エビマヨ最高。

 

また好きな都市が一つできて嬉しい発見。ウェリントンはまたすぐに遊びに来たいな。
そしてついに明日からは南島!

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