さあ、ニュージーランド最北のケープランガへ向けてついに出発
Awanuiから国道1号線をまっすぐ北上して行きます。
一番上まで意外と近くてたったの1時間半もあればついてしまう。
道中どこまでも続くニュージーランドらしい
素敵な牧場の風景。
丘と丘の間から時たまのぞく海。
お天気にも恵まれ
ニュージーランドのロードトリップに期待する
風景そのものが広がる。
一番先っぽの岬のすぐ手前に
鳥取砂丘のような場所があり
そこではボディーボードが借りれて、
ボディーサーフィンのようなアクティビティが楽しめるそう。
朝一に行ったけど、
相変わらずのニュージーランドの素晴らしくストロングな日差しで
影じゃないところは砂が灼熱地獄!
砂丘を上まであがると、
丘の向こう側の海が見えて
そこに座ってずっとその景色を見ていたい気分になった。
砂漠にいながら海が見えるってとても異世界な気持ちになった。
そして有名なケープランガ岬へ到着。
先ほどまでの道路であまり車に遭遇しなかったが
駐車場は観光客でいっぱいだった。
灯台までの歩道にはマオリのこの土地に伝わるお話が
よいしょよいしょに記されていた。
ニュージーランドは本当にマオリの文化を大切にしているなあと
よく感じる。
白人がニュージーランドに移住し出してから800年しか
経たないからかもしれないけれど。
公共の交通機関はマオリ語と英語両方アナウンスされるし、
日常生活で使う単語をマオリ語で言ったり、
道路標識もマオリ語で書かれてたりして、
最初はそれってなに?とググることもしばしば
例えば道路標識に手を繋いだ親子の絵と、
下にMARAEと文字がある。
調べてみるとそれはマオリ語で集会場のような意味らしく
日本で言うところの自治会館を少し大きくしたようなものかなと。
カナダでの経験からファーストネーションと白人の住み分け的な
ものを目にしてきたから、
ニュージーランドでのそれぞれの文化の融合、
お互いにリスペクトしあって共存しているように見えるところが
人間って素晴らしいなと思わせてくれる。
まさき君はマオリの成人女性が顎下にいれるタトゥーは
あまり好みではないらしく、私にはして欲しくないらしいが。
Awanuiの方まで帰ってきて、
今日の晩ご飯は牡蠣ファクトリーで買った
少し身崩れしてお安く売っていた牡蠣で
牡蠣鍋にした。
まだ本調子じゃない私たちの体調、
牡蠣がたくさんの栄養を与えてくれて治りますように!
アメリカや、カナダ人は
風邪ひいた時にチキンヌードルスープを食べるらしいが、
私は風邪ひいた時は生姜を効かせた牡蠣鍋がいいな!
今日泊まるカーパークの横の
あまりにも美しい黄金に輝く木があった。
しばらくするとチャージャーを借りたいと、
おじいさんが話しかけてきて、
話を聞いていると、
なんと自転車でニュージーランドを縦断しているらしい。
3ヶ月くらいで最南端のブラフという街まで行く予定で、
夫婦でこのチャレンジをしにこの地へ来たらしい。
そんな大変そうなことしようとなんて考えもしなかったが、
自分もそのくらいの年齢になった時に
彼らのようなチャレンジがしたいと思えるくらい
身体的に元気な歳の重ねかたをしたいと思った。
この旅を始めてから、ご年配の方々から
たびたび心に響く機会を頂いている。
健康に歳を重ねることが本当に一番大切。